中山かぼちゃは、旧烏山町中山地区で、地域の女性らによって守られてきましたが、味に惚れ込んだ市内の農家に種が渡り、現在では那須烏山市内で作られています。「幻のかぼちゃ」と言われるほどの厳しい栽培管理で、50年以上もの間伝統の味をつないでいます。紡錘型で、果肉の黄色は濃く、一般のカボチャに比べてβカロテンが約3倍含まれており、粉質のほくほくした食感と、皮が薄くて食べやすいのが特徴です。

みなみちゃん南瓜は、「中山かぼちゃ」と「みやこカボチャ」の交配種です。尻がややとがったハート型をしており、果皮は濃い緑色で縞模様がありません。粉質のホクホクした食感と、濃厚な味わいが特徴です。約20年前に旧南那須町で栽培が始まり、そこから「南」を取って「みなみちゃん南瓜」と命名されました。

JAなす南のイチゴは、「とちおとめ」「スカイベリー」「とちあいか」「なつおとめ」の4品種を主に栽培しています。中山間地という土地柄、寒暖差が厳しくイチゴ栽培に適しており、味には自信があります。

JAなす南の里芋は、「土垂」「善光寺」の2品種を主に栽培しています。土地利用型作物として、新規作付者も多いのが特徴です。

JAなす南のシイタケは主に菌床しいたけを栽培しています。菌床しいたけの菌床は国産のものを使用し、香りや肉質などに優れた安心・安全な栽培に取り組んでいます。

JAなす南のトマトは、食味の良さを重視し、桃太郎シリーズにこだわって栽培しています。那珂川町の地域ブランドにも認定されており、主に東北方面の市場に出荷しています。

JAなす南のニラは、県育成品種の「ゆめみどり」をメインに栽培しています。葉の幅が広く厚みもあることから、市場からの人気もある品種です。

JAなす南のナスは、「千両2号」を主に栽培しています。濃黒紫色でツヤがよく、形が揃っているのが特徴です。

JAなす南のネギは、「夏扇3号」「羽緑一本太」をメインに、約10品種を栽培しています。近年、新規作付け者が増えており、今後も出荷量が増える見込みです。

JAなす南では、「早生ふき」「山ふき」を栽培しています。「早生ふき」は葉柄が太めで、長さは1m前後にもなります。香りがよくて肉質はやわらかく、アクや苦味は少なめです。「山ふき」の葉柄は細めで、長さは30～40cmくらい。根元は赤みがかっています。また、無農薬栽培にこだわり、葉までおいしく食べられるのが特徴です。

JAなす南では、「夏みょうが」「秋みょうが」を栽培しています。鮮紅度を重視して、高品質なミョウガ作りに取り組んでいます。清涼感があるミョウガは、夏の暑い時期に薬味として最適です。

JAなす南のキュウリは、「つや太郎」にこだわって栽培しています。つや太郎は、その名の通りブルームレスで濃緑色のつやつやな見た目が特徴です。果皮、果肉ともに柔らかく食味の良さが人気の品種です。

JAなす南の春菊は、「菊蔵」をメイン品種としています。葉が柔らかく、春菊独特のえぐみが少ないため、食べやすいのが特徴です。

JAなす南では、「からすだいこん」「マコモタケ」「カリフローレン」「コリンキー」「バターナッツ」など約30品目の洋野菜を栽培しています。市場の要望に合わせ、少量多品目の洋野菜を生産者同士で計画しながら生産・出荷しています。